沖縄にクジラを見に行く③ 首里城で沖縄の歴史に触れた
朝起きたら、すごい風。
う~ん、これは出港できないわね。
午後も無理でしょう、と言われてしまった。
何回か沖縄に来ているけど、行かないうちに火災で焼失してしまった首里城に行ってみることにした。
モノレールで首里駅に。
まずは、早めのおひるごはんで「首里そば」に。
店の場所が分かりにくく、探していたら出汁の良い香りが漂ってきて
鼻を頼りにたどり着いた。
メニューにあるもの、全部食べたい!
首里そば、煮つけ、おにぎり、ジューシー
ぜんざい、これでコンプリート。
そば、おいしい!
ジューシーもおいしい!
今まで食べた中で一番かも。
もっと食べたくても、おなかはパンパン。
なので、ジューシーのお持ち帰りを追加注文。
歩いて10分くらいで首里城の端っこに。
痛々しい・・・。
有名な守礼門。
守礼門から歩いて5分くらいのところにある
玉陵(たまうどぅん)に。
琉球王国の王様のお墓で国宝。
ボランティアガイドさんに案内をお願いしました。
ガイドの方から首里城が平成に再建された際にどんなにうれしかったか
令和に焼失してどんなに悲しかったかを聞いた。
再建された首里城は、観光用、として見ているところが自分の中にあって
これまで、別に訪ねなくてもいいかな、と思っていたけど
日本で唯一地上戦が行われた沖縄、
日本に復帰・・・という歴史の中で、
沖縄の人、特に80歳を超えているというガイドさんのような歴史を見てきた方にとって
首里城がどんな存在だったのかに全く思いを馳せることができていなかった。
戦時下では、玉陵に納められていた骨壺を日本軍が外に放り出して室内を使ったこと
日本軍が防空壕に避難している沖縄の人を追い出して自分たちが使ったこと
を聞いた。
米軍に対する思いを聞いたら、
子供のガイドさんに「チョコレートやお菓子をくれて嬉しかった」
そう。
ひどいことをしたのは米軍ではなく日本軍。
日本が沖縄に対して何をしたのか、今に続く基地問題も、
知っていかなければいけないこと。
日本人として行っておかなければいけない場所、としてここ数年で
広島、長崎、知覧と訪れた。
沖縄の戦争にかかわる場所を直視する勇気がなかったけど
今回、ガイドさんからいろんなお話を聞くことができて本当によかった。